JTF・ほんやく検定について

ほんやく検定とは、日本翻訳連盟が認定する民間資格の検定試験です。この試験では翻訳表現能力や専門知識、実務能力が問われます。将来プロの翻訳家を目指す人には、ステップアップに最適の資格です。近年ではソフトウェア、特許、医療、薬学といった分野で翻訳が必要とされることが増え、有資格者の活躍が注目を集めています。

有資格者の傾向に着目すると、翻訳の仕事は女性に人気があり、第一線で活躍している人の半数が女性ともいわれています。このほかインターネットを通して仕事をもらうことができるため地方在住者も増えています。翻訳家はフリーとして活躍している人がほとんどなので、いずれにしても企業へ自分へ売り込むために資格を持つことは有利なので取得して損はないでしょう。

なお、ほんやく検定は1級~5級の等級が設けられており、4・5級は基礎レベル、1~3級は実用レベルとされています。実務能力があることをアピールするには、2級以上の取得が求められるでしょう。

JTF・ほんやく検定の受験要項について

■受験資格
特に制限はありません。

※ただし、インターネットによる試験なので基本的なパソコン操作とインターネットに接続できる環境は必要です。

■試験日程と申込期間(年2回実施)
試験日程:7月第4土曜日
申込期間:4月下旬~7月中旬ごろ

試験日程:1月第4土曜日
申込期間:10月下旬~1月中旬ごろ

■受験料(税込)
5級:5,100円
4級:6,200円
実用レベル1科目:10,300円
実用レベル2科目:15,400円
5・4級併願:10,300円

■受験中の持ち込み品
各種参考資料、ネット検索、電子辞書や用語集などの翻訳支援ツールなどをご自由に使用できます。

■合格発表日
試験日の約2か月後に郵送で通知

■お問い合わせ
一般社団法人 日本翻訳連盟
TEL:03-6228-6607

JTF・ほんやく検定のレベル構成について

■実用レベル
1~3級の各等級で求められるスキルは、以下の通りです。

1級:専門家の翻訳と認定できる。原文の情報が正確で分かりやすく、かつ適切な文体で表現されている。
2級:実務では十分に通用する翻訳である。実務上では若干の修正が必要であるが、重大な誤訳はない。
3級:内容理解力、表現力などの面で欠点もあるが、限られた時間内での作業、試験という特殊な環境などを考慮すると、実務で一応通用する翻訳力があると認められる。

試験は各級共通の6分野から1分野を選択します。

(1)政経・社会
(2)科学技術
(3)金融・証券
(4)医学・薬学
(5)情報処理
(6)特許

■基礎レベル
4・5級それぞれで求められるスキルは、以下の通りです。

4級:文脈および背景情報の理解した原文読解能力がある。母国語水準に近い自然な英語表現および、こなれた日本語表現ができる。
5級:文章構造の完全な把握に基づく英文読解能力がある。正しい日本語表現能力がある。

出題は一般社会問題および平易な科学技術問題を課題にしたもので、基礎語学能力や翻訳のセンスを問います。また、5級では90%、4級では85%が高校卒業までに学習する英単語で構成されています。

JTF・ほんやく検定の資格取得までの道のりについて

JTF・ほんやく検定2級の場合、2012年度の合格率がおよそ4%であることからわかる通り、実務レベルの試験になると難易度が高くなります。

そのため、個人差はありますが仕事に活かせるレベルの資格を取得するためには3年以上の期間がかかると考えておくのが無難です。

資格取得にかかかる費用は通学や通信講座の選び方や期間によって異なるため、大きく個人差があります。

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