通関士の資格・試験について

通関士とは、国家資格のひとつであり、国が認める唯一の貿易実務資格です。通関士の主な活躍の場は通関業者や輸出入を扱う商社、運送会社、航空会社と幅広く、この資格だけでも就職や転職が狙えて、将来性が高いことでも知られています。

通関士の主な仕事内容は、外国と貿易を行う上で輸出入社が税関に申告・手続きしなければならないものを代行して行うことです。輸出入品の通関手続きや関税の納付、あるいは不服申し立てに伴う書類作成がこれにあたります。

近年の合格率は10%ほどを推移しており、試験の難易度は標準的とされています。ただし試験内容が多岐にわたるので、自学学習は難しいでしょう。専門学校への通学や通信講座、講習会の受講が合格への近道とされています。

なお試験に合格したらすぐに通関士を名乗れるわけではありません。資格取得後に通がん業者に就職し、雇用主から所要事項を税関長に届け出て承認を受けることで、はじめて通関士と名乗り業務に従事することができます。

通関士の試験要項について

通関士の試験は受験資格に制限がないので、どなたでも挑戦することができます。試験日程をはじめとした概要は、以下の通りです。

■試験日程と申込期間(年1回実施)
試験日程:10月上旬ごろ
申込期間:7月下旬~8月中旬ごろ

■受験料
NACCS提出以外:3,000円(収入印紙)
NACCS提出:2,900円

■合格発表日
11月下旬ごろ

■受験地
北海道、新潟、東京、宮城、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、
熊本、沖縄

■お問い合わせ
全国の通関業監督官へお問い合わせください。

函館
TEL:0138-40-4259
東京
TEL:03-3599-6356
横浜
TEL:045-212-6051
名古
TEL:052-654-4005
大阪
TEL:06-6576-3251
神戸
TEL:078-333-3026
門司
TEL:093-332-8371
長崎
TEL:095-828-8628
沖縄
TEL:098-862-8658

通関士の試験範囲と合格基準について

通関士の試験は「通関業法」、「関税法等」、「通関書類の作成要領等」で構成されています。それぞれの出題形式をはじめとした概要は、以下の通りです。

■通関業法
出題形式:選択式、択一式
出題数;各10問
試験時間:50分

■関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
出題形式:選択式、択一式
出題数;各15問
試験時間:時間40分

■通関書類の作成要領その他通関手続きの実務
試験時間:1時間30分
・通関書類の作成要領→選択式・計算式2問
・その他通関手続きの実務→選択式・択一式・計算式が各5問

■合格基準
下記の項目すべてを満たすことが合格の条件です。

通関業法:満点の60%以上の得点率
関税法等:満点の60%以上の得点率
通関書類の作成要領その他通関手続の実務:満点の60%以上の得点率

なお試験の合格に所要する期間の目安は、最低でも6か月とされています。また、それに伴う費用は54,000~132,000が相場とされています。

通関士の試験の免除制度について

通関業者の通関業務や関係省庁で関税その他通関事務に15年以上従事した者は、下記2点が免除されます。

・関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
・通関書類の作成要領その他通関手続きの実務

また通関業者の通関業務や関係省庁で関税その他通関事務に5年以上従事した者は、「通関書類の作成要領その他通関手続きの実務」が免除されます。

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