船内荷役作業主任者の資格・試験について

船内荷役作業主任者とは、国家資格のひとつであり、労働安全衛生法に定められた作業主任者です。

主な役割は船舶に荷を積むことや、船舶から荷を卸したり、移動させること。
またこれらの作業における作業方法の決定や指示も行うため、ほかの作業者との連絡や調整を密に行う必要があります。
荷役作業に関わる設備の点検や整備、これらの設備の使用状況を常に把握しておくことも船内荷役作業主任者の重要な役割です。

船内荷役作業主任者の資格を取得した者の主な就職先は、港湾や貨物運送の事業に関連する企業となっています。

船内荷役作業主任者の資格を取得するには?

船内荷役作業主任者の資格を取得するには船内荷役作業主任者技能講習を受講し、修了テストに合格しなければなりません。また、この講習を受けるにあたって、受講できる者の条件も決められています。
詳細は以下の通りです。

■受講資格
・揚貨装置
・クレーン
・移動式クレーン
・デリック運転士

これらの免許を取得後4年以上、船内荷役作業の業務に従事している者。

■申込期限と試験日程
船内荷役作業主任者技能講習は、各地域ごとによって実施されています。
実施日等は各自での確認が必要です。

あるいは、港湾貨物運送事業労働災害防止協会ホームページ内にある
「技能講習」ページ内に添付されている「技能講習・特別教育等のお知らせ」というファイルから
開催予定などについて確認することができます。

■受験料
受講先によって異なります。各自での確認が必要です。

岡山県を例として挙げると、受講料が15,400円、テキスト代が5,100円で
合計で20,500円となっています。

■合格発表日
受講先によって異なります。各自での確認が必要です。

■問い合わせ
お住まいの都道府県労働局労働基準部安全課、労働衛生課又は安全衛生課
あるいは各労働基準監督署、各指定教習機関にお問合せください。

船内荷役作業主任者技能講習の内容について

いずれの地域も、講習はおおむね3日間に渡って行われるとされています。
3日間の受講の合計時間は、17時間程度である傾向が強いです。
船内荷役作業主任者技能講習の内容の詳細は、以下の通りとなります。

①作業指揮に関する知識
・災害防止
・災害時の措置
・作業計画
・人員配置
・作業指導知識

②船舶設備、荷役機械等の構造及び取扱いの方法に関する知識
・玉掛け作業
・力学
・機器選定や使用法
・貨物知識
・玉掛けの方法について
・合図

③玉掛け作業・合図
・玉掛け作業
・力学
・機器選定や使用法
・貨物知識
・玉掛けの方法
・合図

④荷役方法の知識
・段違い作業
・巻きだしと引き込み作業

⑤法令知識
・労働安全衛生法や施工令
・労働安全衛生規則およびクレーンなど

⑥修了テスト

船内荷役作業主任者の難易度について

修了テストの合格基準などは公表されていませんが、難易度は易しいレベルとされています。
そのため、講習をを受講すれば、多くの場合は資格取得が可能でしょう。

資格を取得した後、事業者によって選定されることで船内荷役作業主任者として働くことができます。
船内荷役作業主任者としての特別な教育を受けたと認定されるため、制限荷重が5tを超える揚貨装置の運転の業務に就くことも可能です。

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