航空管制官の資格試験について

空港にある航空管制塔などからパイロットへ飛行ルートなどの指示・情報を提示する人達を、「航空管制官」と呼びます。航空管制官は国家資格であり、航空管制官採用試験に合格しなければなりません。
国家公務員の中でも特に専門性の高い職種といえるでしょう。

就職先である空港が転勤で変わるたびに試験を受け、資格を取得しなければならないのも航空管制官の特徴です。

航空管制官の試験概要について

航空管制官の資格を取得するには1次試験~3次試験という長い道のりを乗り越えなければなりません。
また受験資格には年齢制限があります。

■受験資格
・21歳以上、30歳未満であること。
・21歳未満であっても、以下の項目に該当する者は受験資格を得られます。

1)大学を卒業した者、および試験年度の3月までに大学を卒業する見込みの者。並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。
2)短期大学、または高等専門学校を卒業した者。および試験年度の3月までに短期大学または高等専門学校を卒業する見込みの者。ならびに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。

■申込期限と試験日程
[申込期限] インターネットは4月上旬~4月中旬ごろ。10日間程度。
郵送・持参は4月上旬ごろ。2日間程度。
[試験日程] ・1次試験:6月上旬ごろ
・2次試験:7月上旬ごろ
・3次試験:9月上旬ごろ

※なお、インターネットによる申し込みは人事院インターネット申込専用アドレスから行えます。
http://www.jinji-shiken.go.jp/juken.html

■受験料
無料

■合格発表日
・1次試験:6月下旬ごろ
・2次試験:8月下旬ごろ
・3次試験:10月上旬頃

■問い合わせ
国土交通省航空保安大学校教務課
TEL:072-458-3917

※電話受付時間は土日祝日を除く9:00~17:00。

航空管制官の受験地と試験内容について

航空管制官の試験は1~3次の試験によって受験地が異なります。
試験内容と共に確認しておきましょう。

■1次試験
受験地:札幌、岩沼、東京、新潟、名古屋、泉佐野、広島、松山、福岡、宮崎、那覇

【試験内容】
基礎能力試験:多肢選択式40題。試験時間 2時間20分。
→公務員に求められる基礎的な知能・知識を問う。

適正試験:多肢選択式60題。試験時間 45分。
→航空管制官に必要な記憶力や空間把握力を問う。

外国語試験:聞き取り。試験時間 約40分。
外国語試験:多肢選択式30題。試験時間 2時間。

■2次試験
受験地:札幌、所沢、泉佐野、福岡、那覇

【試験内容】
・面接と英会話による外国語試験。
・人柄、対人的能力などを判定する個別面接。(人物試験)

■3次試験
受験地:泉佐野

【試験内容】
・適性試験
・身体検査(胸部疾患、血圧、尿、内科系疾患など)
・身体測定(視力、色覚、聴力)

航空管制官の試験の難易度について

航空管制官の試験における合格基準は、以下の通りとなっています。

・多肢選択式の試験は、満点のうち30%以上。
・記述式試験や外国語試験の場合は、個別に定める。

また、身体測定において視力が基準に満たなかった場合や色覚に異常がみられた場合、片耳でも失聴の基準に達した場合は不合格となります。

■合格率・難易度
航空管制官の近年の合格率は6%台~9%台前後となっています。
試験の内容自体は「大学卒業レベル」とされていますが、近年は倍率が上がっている傾向にあることが難易度を高めています。近年の合格率は最高で27倍、最低でも13倍で、非常に狭き門です。

合格者の男女比率は、女性がやや少ないものの、ほぼ変わらない傾向にあります。

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