義肢装具士の資格・国家試験について

義肢装具士とは、国家資格のひとつで、厚生大臣の免許を受けたうえで医師の指示に従い義手や義足、コルセットといった義肢装具の装着部位の採型や制作を行うスペシャリストです。このほか患者の負担を考慮して、身体へ適合させるための調整も義肢装具士の重要な役割となっています。義肢装具士の主な就職先は義肢装具の制作施設です。中には独立して義肢装具に関する仕事をする人もみられます。

義肢装具士になるには、受験資格を満たして国家試験を受験し、試験に合格する必要があります。

義肢装具士国家試験の受験資格について

義肢装具士国家試験を受験するには、下記いずれかの項目に該当しなければなりません。

【1】
大学に入学することができる者であって、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した義肢装具士養成所において3年以上、義肢装具士として必要な知識・技能を修得したもの(受験年3月指定日までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)

【2】
大学もしくは高等専門学校、文教研修施設もしくは養成所などにおいて1年(高等専門学校の場合は4年)以上修業し、なおかつ厚生労働大臣の指定する科目を修めた者であって、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した義肢装具士養成所において2年以上、義肢装具士として必要な知識・技能を修得した者(受験年3月指定日までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)

※厚生労働大臣の指定する科目は次の通り
・心理学、倫理学、社会学、人間発達学及び社会福祉学のうち1科目
・数学、物理学、生物学及び数理統計学のうち2科目
・外国語
・保健体育

【3】
義肢および装具の製作に関する技能検定に合格した者のうち、規則第14条に規定する者であって、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した義肢装具士養成所において1年以上、義肢装具士として必要な知識・技能を修得した者(受験年3月指定日までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)

【4】
外国の義肢装具の製作適合等に関する学校、もししくは養成所を卒業した者、または外国で義肢装具士の免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が【1】~【3】に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定した者

【5】
義肢装具士として必要な知識、および技能を修得させる学校または養成所であって、法附則第2条の規定により文部大臣又は厚生大臣が指定したものにおいて、法施行の際(昭和63年4月1日)現に義肢装具士として必要な知識・技能の修得を終えている者・または法施行の際現にこれを修得中であって、法施行後にその修得を終えた者

義肢装具士国家試験の受験要項について

義肢装具士国家試験の試験日程や受験料といった詳細は、以下の通りです。

■試験日程と申込期間(年1回実施)
試験日程:3月上旬ごろ
申込期間:1月中旬~下旬ごろ

■受験地
東京都

■受験料
58,900円

■合格発表日
3月下旬ごろ

■お問い合わせ
公益財団法人テクノエイド協会
〒162-0823
東京都新宿区神楽河岸1番1号セントラルプラザ4階
TEL:03-3266-6882

義肢装具士国家試験の試験科目について

義肢装具士国家試験の試験科目は、以下の通りです。

・臨床医学大要
(臨床神経学、整形外科学、リハビリテーション医学、理学療法・作業療法、臨床心理学及び関係法規を含む)
・義肢装具工学(図学・製図学、機構学、制御工学、システム工学及びリハビリテーション工学)
・義肢装具材料学(義肢装具材料力学を含む)
・義肢装具生体力学、義肢装具採型、採寸学及び義肢装具適合学

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