社会福祉士の国家試験について

社会福祉士とは、高齢者や障がいを持った人といった日常生活を送るのに支障がある人やその家族に対し専門的知識や技術で相談・指導を行う人です。社会福祉士は国家資格にあたるので、資格取得には国家試験に合格する必要があります。近年の合格率は20%台半ばほど。難易度は標準的なレベルです。資格取得者の多くは医療施設のほか、特別養護老人ホーム、在宅介護支援センターなどで業務に従事しています。

社会福祉士国家試験の受験要項について

■受験資格
下記いずれかに該当すること。

1)4年制大学で指定科目を修めた卒業者
(受験年3月31日卒業見込み者)
2)2年制・3年制短期大学などで指定科目を修めた卒業者であり、指定施設で相談援助の業務に2年(または1年)以上従事した者
(受験年3月31日卒業見込み者)
3)社会福祉士短期養成施設(6月以上)の卒業者
(受験年3月31日卒業見込み者)
4)社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業者
(受験年3月31日卒業見込み者)

指定科目がある4年制大学とは、いわゆる福祉系大学です。
実務経験を必要とせず、学校卒業と同時に社会福祉士の資格が取得できる1)のルートは受験生の傾向として特に多くみられます。
受験資格は頻繁に改正されるので、受験年には必ず確認するようにしましょう。

■試験日程と申込期間(年1回実施)
試験日程:1月下旬ごろ
申込期間:9月上旬~10月上旬ごろ

■受験料
7,540円

■合格発表日
3月中旬ごろ

社会福祉士国家試験の試験範囲・合格基準について

社会福祉士国家試験の試験範囲は、多肢選択式で18の科目群によって構成されています。

①人体の構造と機能及び疾病
②心理学理論と心理的支援
③社会理論と社会システム
④現代社会と福祉
⑤地域福祉の理論と方法
⑥福祉行財政と福祉計画
⑦社会保障
⑧障害者に対する支援と障害者自立支援制度
⑨低所得者に対する支援と生活保護制度
⑩保健医療サービス
⑪権利擁護と成年後見制度
⑫社会調査の基礎
⑬相談援助の基盤と専門職
⑭相談援助の理論と方法
⑮福祉サービスの組織と経営
⑯高齢者に対する支援と介護保険制度
⑰児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
⑱就労支援サービス、更生保護制度

■合格基準
合格するには下記ふたつの条件を満たす必要があります。

1)総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上であること
2)1)を満たした上で18科目群すべてにおいて得点があること

ただし社会福祉士および介護福祉士法施行規則第5条の2の規定による試験科目の一部免除を受けた場合は、配点が1問1点の67点満点であり、7科目群に得点があればよい。

社会福祉士国家試験の免除制度について

精神保健福祉士の登録者や登録申請中の人は、精神保健福祉士試験との共通科目である以下の共通科目が免除されます。
ただし免除を受ける場合は、申請が必要です。

■免除される科目
・人体の構造と機能及び疾病
・心理学理論と心理的支援
・社会理論と社会システム
・現代社会と福祉
・地域福祉の理論と方法
・福祉行財政と福祉計画
・社会保障
・障害者に対する支援と障害者自立支援制度
・低所得者に対する支援と生活保護制度
・保健医療サービス
・権利擁護と成年後見制度

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