気象予報士の資格・試験について

気象予報士とは、気象庁から提供される数値予報結果や気象衛星、レーダー、アメダスといった観測データをもとに予報業務を行う人たちのことです。この資格は国家資格となり、有資格者は気象庁長官の許可を受けた予報業務許可事業者(民間の気象会社を指します)にて職員として働くことができます。

気象予報士は建設作業やイベント業など天候で業務が左右される人が多いので、常にニーズが高い職業です。最近では地域メディアの発達により、各地域ごとの詳しい気象情報が求められる機会が増えているほか、CATVでの活躍も期待されているので高い将来性を望める資格でもあります。

しかしその一方で、近年の合格率は4%台後半~5%台後半を推移しており、難易度の高い資格としても知られています。

気象予報士の試験要項について

気象予報士の試験は、る一般財団法人気象業務支援センターによる実施で年2回実施されます。詳細は以下の通りです。

■受験資格
特に制限はありません。

■試験日程と申込期間
試験日程:1月下旬ごろ
申込期間:11月上旬~下旬ごろ

試験日程:8月下旬ごろ
申込期間:6月中旬~7月上旬ごろ

■受験料
免除無し:11,400円
学科1科目免除:10,400円
学科2科目免除:9,400円

■合格発表日
試験日の約1か月半後

■受験地
北海道、宮城、東京、大阪、福岡、沖縄

■お問い合わせ
一般財団法人 気象業務支援センター試験部
TEL:03-5281-3664

気象予報士の試験内容について

気象予報士の試験は、多肢選択式による学科試験と記述式による実地試験によって構成されています。それぞれの詳細は以下の通りです。

■学科試験
①予報業務に関する一般知識
・大気の構造
・大気の熱力学
・降水過程
・大気における放射
・大気の力学
・気象現象
・気候の変動
・気象業務法その他の気象業務に関する法規

②予報業務に関する専門知識
・観測成果の利用
・数値予報
・短期予報と中期予報
・長期予報
・局地予報
・短時間予報
・気象災害
・予想の精度の評価
・気象の予想の応用

■実地試験
・気象概況の変動の把握
・局地的気象予想
・台風等緊急時の対応

気象予報士の試験の合格基準と免除制度について

気象予報士の試験では、下記の条件を満たすことで試験合格あるいは科目合格となります。ただし受験年度によっては平均点を考慮して合格基準が調整されるケースがあります。

■学科試験(一般)
15問中11問以上の正答が合格の条件です。

■学科試験(専門)
15問中11問以上の正答が合格の条件です。

■実技試験
2問中75%以上の正答率が合格の条件です。

また気象予報士の試験では免除制度があります。下記に該当する場合、学科試験の一部、あるいはすべてが免除となります。詳細は実施先までお問い合わせください。

■免除対象者の条件
1)気象長官の定める予報業務、および観測業務に従事する者の養成過程を修了し、3年以上 予報業務を経験した者。

2)応用理学部門の技術士資格の有資格者であり、なおかつ3年以上予報業務を経験した者。

3)国の行政機関にて7年以上予報業務および観測業務を経験した者であり、学科試験に合格した者。(その後1年以内に行われる試験に限り合格科目を免除とします)

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