有害液体汚染防止管理者について

有害液体汚染防止管理者とは、有害液体物質を船舶で輸送する際に船長の補佐をするための専門的な知識と技量を有することを証明する国家資格です。有害液体汚染防止管理者には、船舶における有害液体物質輸送で事故があった場合の流出防止や適切な処置を講じる際の補佐が期待されています。海洋の汚染は自然環境に影響を与えるほか、私たちの食生活などにも影響を与えるので、非常に重要な仕事です。

有害液体汚染防止管理者の主な就職先は、船舶関連の企業などです。必ずといっていいほど総トン数200トン以上の船舶には乗り込む機会があるので、船舶関連の転職を狙っている人は取得しておくと有利にはたらく可能性があります。

有害液体汚染防止管理者の資格取得までの流れについて

有害液体汚染防止管理者の資格は、所定の講習を受講し、実習を受ける必要があります。受講資格は特に制限がありませんが、すべてのカリキュラムを終了し、認定証の交付を受けるためには、船舶に乗り込んで作業に従事した経歴が必要です。講習や実習自体の難易度は、それほど高くないとされています。

有害液体汚染防止管理者養成講習の応募要項について

有害液体汚染防止管理者養成講習は、海洋汚染および海上災害の防止に関する法律第9条の4、施行規則第12条の2の6に基づいて行われます。

なお受講日の日程や申込期間、合格発表日などは実施先によって異なります。行政委託制度によって講習を実施する法人がいくつかあります。下記はその一例です。

【東京】
■海上災害防止センター
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-31-18
■船員災害防止協会
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-4海運ビル
■財団法人日本船舶職員養成協会
〒102-0093東京都千代田区麹町4-5
■財団法人日本船員福利雇用促進センター
〒103-0001東京都中央区日本橋小伝馬町15番12号

【広島】
■財団法人尾道海技学院
〒722-0025広島県尾道市栗原東2-18-43
【山口】
■財団法人 関門海技協会
〒750-0066山口県下関市東大和町2-3-25

いずれの場合も受講料は、122,281円となります。
受講を希望する際は、上記の法人へ問い合わせるほか、下記の機関へお問い合わせください。

■お問い合わせ
独立行政法人海上災害防止センター
TEL:045-224-4321

有害液体汚染防止管理者養成講習の受講内容について

有害液体汚染防止管理者養成講習は、座学による講習(2日間)と実技による学習(1日)の合計3日間によって構成されています。それぞれの受講内容は、以下の通りです。

■座学による講習
1)有害液体物質関係法規
2)保護具・検知器の概要
3)有害液体物質の性状について
4)有害液体物質の取扱いについて
5)流出有害液体物質への対応
6)保護具・検知器の取扱いについて

■実技
1)消防実習
2)保護資材・機材、検知器取扱い

これらのカリキュラムをすべて修了したら、最後に講習修了試験を受験します。この試験に合格することで、はじめて有害液体汚染防止管理者の資格を取得することができます。ただし、先述の通り認定証の交付を受けるためには、一定の実務経験が必要です。

試験の詳細に関しては、実施先へお問い合わせください。

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