建築積算士の資格

建築積算士とは、公益社団法人日本建築積算協会による民間資格です。設計図や仕様書から必要な材料やその数量を算出し、建築工事費用を算定するといった積算技術実務において高度な専門知識や技能を持つことを証明する資格であり、建築コストマネジメントを支えることが主な役割となります。建設系企業への就職に有利な資格でもありますが、未経験者には難易度が高いかもしれません。未経験者が資格取得を目指す場合は、建設系の学校で学んだり、本建築積算協会による講習会などで知識を増やすと良いでしょう。このほか、工務店また建設会社などで図面の書き方や図面の読み方を身につけるのも効率的に資格を取得するには有効です。

建築積算士試験の受験要項について

■受験資格
受験年4月1日の時点で満17歳以上であること。

■申込期間と試験日程
試験は一次試験と二次試験があります。それぞれ申込期間や試験日程が異なります。

一次試験
試験日程:10月下旬ごろ
申込期間:6月上旬~8月下旬ごろ

二次試験
試験日程:翌1月下旬ごろ
申込期間:10月上旬~12月上旬ごろ

■受験料(税込)
一次試験:27,000円
二次試験:27,000円

■受験地
札幌、盛岡、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡、鹿児島、沖縄(一次試験、二次試験共通です)

■合格発表日
試験日の約1か月半~2か月後

■問い合わせ
公益社団法人日本建築積算協会
本部事務局
TEL:03-3453-9591

建築積算士の試験内容について

建築積算士の一次試験は四肢択一の選択式によって実施されます。二次試験は、短文の記述問題と実技試験によって構成されています。合格基準は満点中、60%以上の正解率です。それぞれの詳細は、以下の通りです。

■一次試験
出題数:50問
試験時間:3時間

試験範囲
①建築積算士ガイドブック全章
②建築数量積算基準
③建築工事内訳書標準書式

■二次試験
【短文記述試験】
出題数:2問
試験時間:1時間
文字数:200文字以内

試験範囲
『建築積算士ガイドブック』のうち第1章~第4章、第9章~第15章を対象とし、問題に対する解答を短文で記述。

【実技試験】
出題数:2問
試験時間:4時間30分

試験範囲
『建築積算士ガイドブックのうち』第5章~第8章、建築数量積算基準、内訳書標準書式を対象に出題。下記4分野について図面に基づいて数量を計測・計算し、内訳明細を作成します。

・躯体(コンクリート、型枠、鉄筋)
・鉄骨
・仕上
・内訳明細作成と工事費算出

建築積算士の資格更新について

建築積算士の資格有効期間は3年間です。資格更新を希望する場合は、資格更新の講習を受講する必要があります。講習の申請は、登録有効期限満了の30日前までに行ってください。更新には手数料として8,000円かかります。

なお、資格更新を行わなかった場合は、登録が取り消されます。再登録を希望する場合は、登録抹消から1年以内(やむを得ない場合はこの限りではない)に申請し、必要な講習を受講してください。更新手続きと同じく、再登録の場合も手数料として8,000円かかります。

■登録手数料について
更新年度の4月1日から本会の正会員であるものは、登録手数料が無料となります。

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