建築物石綿含有建材調査者の資格・試験について

建築物石綿含有建材調査者とは、調査対象となっている建材(飛散性アスベスト、非飛散性アスベストなど)について中立かつ正確に調査することができるスペシャリストのことです。2014年に創設されたばかりの資格で、日本初の石綿調査の公的資格制度となります。資格取得は、専門の講習の受講と修了考査に合格することが条件です。難易度は比較的易しく、近年の合格率は80%程となっています。

合格者の主な就職先は、建築関連業者など。地方においては特に資格取得者が少なく、ニーズが高い資格とされています。

建築物石綿含有建材調査者の受講資格について

【1】
学校教育法による大学(短期大学を除く)において、正規の建築学またはこれに相当する課程を修めて卒業した者。
なおかつ、卒業後の建築に関する実務経験の年数が2年以上の者。

【2】
学校教育法による短期大学において、正規の建築学またはこれに相当する修業3年の課程(夜間除く)を修めた卒業者。
なおかつ、卒業後の建築に関する実務経験の年数が3年以上の者。

【3】
「2」の該当者を除き、学校教育法による短期大学又は高等専門学校において
正規の建築学又はこれに相当する課程を修めた卒業者。
なおかつ、卒業後の建築に関する実務経験年数が4年以上の者。

【4】
学校教育法による高等学校または中等教育学校において、正規の建築学又はこれに相当する課程を修めて卒業した者。
なおかつ卒業後の建築に関する実務経験の年数が7年以上の者。

【5】
1~4に該当しない者(学歴不問)で、卒業後の建築に関する実務経験年数が11年以上の者。

【6】
建築行政に関する実務経験年数2年以上の者。

【7】
1~6と同等以上の知識及び経験を有する者で、石綿含有建材の調査に関する実務経験年数が5年以上の者。

例)
・石綿作業主任者技能講習や特定化学物質等作業主任者技能講習の修了者。
・第一種作業環境測定士または、第二種作業環境測定士

【8】
7と同等以上の知識及び経験を有する者。(提出された実務経験証明書をもとに別途審査)

※注意※
・【6】の場合は、発令通知または証明書のコピーが必要
・【7】の場合は、該当する講習・資格の修了書または資格証のコピーが必要

建築物石綿含有建材調査者の応募要項について

■申込期限と試験日程
受講する地域によって申込期間や実施日が異なります。詳細は実施先への確認が必要です。

■受講料(税込)
118,800円

テキスト代が含まれます。

■合格発表日
3月上旬、あるいは10月上旬ごろ

■資格更新について
資格の有効期間は5年間です。更新を希望する場合は、5年ごとに講習を受ける必要があります。

■問い合わせ
一般財団法人日本環境衛生センター
研修広報部研修事業課
石綿講習チーム
TEL:044-288-4919

建築物石綿含有建材調査者の受講内容について

講義(研修含む)は3日間にわたって行われます。その後2日間にわたって修了考査が行われます。
修了考査は全講習科目を受講しないと受けることができません。

■1日目(計6時間の講義)
・建築物石綿含有建材調査に関する基礎知識
・石綿含有建材の建築図面調査
・現場調査の実際と留意点2

■2日目(計3時間の講義)
・現場調査の実際と留意点1
・建築物石綿含有建材調査報告書の作成
・成形板等の調査

■3日目(3時間ほどの実地研修)
現在使用中の建築物を使った模擬調査演習

■4日目(20分ほどの修了考査)
口述試験

■5日目(計2時間の修了考査)
・マークシートの筆記試験
・調査票試験

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