古民家鑑定士の資格・試験について

古民家鑑定士とは、国内における築50年以上の住宅の伝統的な構法・材質に関する専門的知識や在来構法を理解し、建築における再活用や持続可能な建築物の調査などを行う人のことです。古民家が長期耐久性に優れていることが認知されてきている昨今において、需要が高まっている資格です。なおこの資格は、財団法人職業技能振興会による公的資格となっています。

古民家鑑定士試験の応募要項について

■受験資格
20歳以上で古民家や古材・古瓦など伝統的な建築や資材に興味がある者であればどなたでも受験することができます。

■申込期限と試験日程
試験は1年を通して実施されていますが、受験地によって日程が異なります。
実施先ホームページの「古民家鑑定士認定試験スケジュール」より、希望する受験地の日程をご確認ください。

なお、申込期限は試験日の1週間前となっています。
申し込みの際には実施先ホームページより、受験願書をダウンロードし必要事項を記入し、受験料の支払いを行ってください。

財団法人職業技能振興会ホームページ・試験情報

■受験料
一般:9,000円
受験対策講座込み:別途14,000円(合計 23,000円)

■合格発表日
受験日の翌月10日の14時ごろ、実施先ホームページにて受験番号にて発表。
正式な合格通知は約1か月後。

■問い合わせ
財団法人職業技能振興会
TEL:03-3353-9181
FAX:03-3353-9182

古民家鑑定士試験の試験内容について

古民家鑑定士試験は3つの試験科目によって構成されています。
なお公式テキスト『古民家解體新書Ⅱ』のみ、持ち込みが可能です。
(非公式のテキストや自作のノートなどは持ち込みできません)

■試験科目
①:総論
・資格制度の設立意義
・資格者の果たすべく使命
・環境問題
・鑑定方法

②:伝統構法
・伝統構法とは
・伝統構法に用いられる部材
・移築や再生の為の方法

③:在来工法
・在来構法とは
・在来構法に用いられる部材
・在来構法の改修方法

■合格判定について
合格した試験科目によって、取得できる資格名が異なります。

古民家鑑定士1級→全科目合格
古民家鑑定士2級(伝統)→総論、伝統構法が合格
古民家鑑定士2級(在来)→総論、在来工法が合格

そのほか・・・不合格

■難易度
不動産や建築関連の仕事に携わっている人であれば、約80パーセントの人がいずれかの資格を取得しています。また、これらの仕事に携わっていない場合でも、古民家に関心がある人であれば独学で合格を狙うことも可能です。独学で試験勉強を行う場合の勉強期間の目安は、公式テキストを使用した場合、2か月となっています。すでにある程度専門知識を持っている人が受験者の多くを占めるため、資格試験としての難易度は標準的といえるでしょう。

古民家鑑定士 合格後の対応について

古民家を取り巻く環境は激しい変化の中にあり、常に新しい知識を身に付け、消費者の声に応える必要があります。そのため古民家鑑定士の資格には3年間という有効期限があります。実施先ホームページに資格更新が必要な人の受験取得年月が記載されるので、確認するようにしましょう。

なお資格を更新する際には、有効期間満了までに5月と11月に実施される更新講習を受講しなければなりません。
更新登録を行わない場合は、有効期間満了をもって資格が失効となります。

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