作業療法士の資格・国家試験について

作業療法士とは、身体や発達、精神などの障がい者や老年期などによる障がいで日常生活に支障がある人をサポートするスペシャリストです。作業療法士によるサポートは医師の指導のもと行われ、具体的には福祉用具の選択や訪問リハビリテーションなどを行います。

作業療法士の主な就職先は、リハビリテーションセンターのほか、病院や聴覚言語障害者更正施設、難聴幼児通園施設などです。障がい者医療に関する資格として常に安定した需要があり、今後はさらに障がい者医療における質の向上が注目されていることから、ますますニーズは高まるでしょう。そのため就職などは特に問題ありません。

作業療法士は国家資格になります。資格を取得するには国家試験を受験し、合格しなければなりません。

作業療法士国家試験の受験資格について

作業療法士国家試験を受験するには、下記いずれかの項目に該当しなければなりません。

【1】
学校教育法の規定により大学に入学することができる者で、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合する者として、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した作業療法士養成施設において、3年以上作業療法士として必要な知識および技能を修得した者(受験年3月指定日までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)

【2】
外国の作業療法に関する学校、もしくは養成施設を卒業し、または外国で作業療法士の免許に相当する免許を得た者で、厚生労働大臣が【1】に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認定した者

【3】
法の施行の際(昭和40年8月28日)現に文部大臣又は厚生大臣が指定した学校または施設において、作業療法士となるのに必要な知識および技能を修業中の者であって、法施行後に当該学校又は施設を卒業した者

作業療法士国家試験の受験要項について

作業療法士国家試験の試験日程や受験料といった詳細は、以下の通りです。

■試験日程と申込期間(年1回実施)
筆記試験:2月下旬ごろ
口述試験および実技試験:2月下旬ごろ
申込期間:1月上旬~中旬ごろ

■受験地
筆記試験:2北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県および沖縄県
口述試験および実技試験:東京都

■受験料
10,100円

■合格発表日
3月下旬ごろ。厚生労働省および各地の作業療法士国家試験臨時事務所にて、その受験地および受験番号を掲示して発表します。

■お問い合わせ
作業療法士国家試験臨時事務所
〒103-0027
東京都中央区日本橋1丁目20番5号
TEL:03-5200-5859

作業療法士国家試験の試験内容について

作業療法士国家試験の筆記試験、口述試験および実技試験の概要は以下の通りです。

■筆記試験
試験区分は、「一般問題」と「実地問題」の2種類があります。それぞれの試験科目は以下の通りです。
【一般問題】
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論含む)、臨床医学大要(人間発達学含む)、および作業療法
【実地問題】
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

※重度視力障害者(両眼の矯正視力の和が0.04以下、または両眼による視野が10度以内で、なおかつ両眼による視野について視能率による損失率が95%以上の者)に対しては、実地問題については行ないません。
※重度視力障害者に対しては、点字、試験問題の読み上げまたはその併用による受験を認めます。
※弱視者(良い方の矯正視力が0.15以下または両眼による視野について視能率による損失率が90%以上の者)に対しては、弱視用試験による受験を認めます。

■口述試験および実技試験
重度視力障害者に対して、筆記試験の実地問題に代えて次の科目を出題します。
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学含む)、および作業療法

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