介護食士の資格について

介護食士とは、厚生労働大臣許可団体である公益社団法人全国調理職業訓練協会による認定資格制度です。ホールヘルパーや栄養士、調理師、介護福祉士といった介護関係の仕事に携わる人がステップアップを目的として取得するケースが多い資格となっています。なお介護食士には1級~3級の等級が設けられています。資格を取得するためには、定められた講習会を受講する必要があります。

なお講習会は調理師学校や調理訓練校で開講しています。受講料は開口施設によって異なりますが、総額70,000~90,000円が相場です。講習会の受講が修了したら、最後に講習会修了試験を受けます。この試験を受けるには、講習会の出席率が80%を超えてなければなりません。試験は筆記試験と実技試験によって構成されており、合格するためにはそれぞれ60点以上の得点が求められます。

介護食士3級について

介護食士3級は最も難易度が易しく、受講資格に制限はありません。講習は1時間を50分を目安とし、計72時間で実施されます。講習は座学と実習によって行われます。教科科目とそれぞれの内容は、以下の通りです。

■介護食士概論
1)栄養摂取法
2)介護食士の仕事の範囲
3)科学・技術・技能
4)介助と介護
5)介護食士が求められている社会的背景
6)介護食士の大切な心構え

■医学的基礎知識
1)栄養摂取法
2)介護食士の仕事の範囲
3)科学・技術・技能
4)介助と介護
5)介護食士が求められている社会的背景
6)介護食士の大切な心構え

■高齢者の心理
1)高齢者の心理の理解
2)高齢者の食への支援
3)食事介助

■栄養学
1)栄養学概論
2)栄養生理学(Ⅰ)5大栄養素・非栄養成分
3)ライフステージと食事摂取基準

■食品学
食品学基礎と高齢者食品学

■食品衛生学

■調理理論・調理実習

介護食士2級について

介護食士2級の講座を受講するには、実施先による認定施設で介護食士3級を取得していなければなりません。3級と同じく講習は1時間を50分を目安とし、計72時間で実施されます。講習は座学と実習によって行われます。教科科目とそれぞれの内容は、以下の通りです。

■医学的基礎知識
1)加齢に伴う疾患の基礎理解(Ⅱ)
2)ほっぺた・舌・喉頭蓋・歯の働き
3)口腔ケア

■高齢者の心理
1)高齢者と家族生活及び家族との接し方
2)高齢者に対する心理的支援(Ⅱ)

■栄養学
1)食品成分表の使い方
2)栄養計算の仕方
3)栄養生理(Ⅱ)

■食品学

■食品衛生学

■調理理論・調理実習

介護食士1級について

介護食士1級の講座を受講するには、以下の受講資格を満たす必要があります。

・実施先指定の認定施設において介護食士2級資格を取得していること
・介護食士2級取得後2年以上、介護食調理の実務に従事していること
・25歳以上であること

他の級と同じく講習は1時間を50分を目安とし、計72時間で実施されます。講習は座学と実習によって行われます。教科科目とそれぞれの内容は、以下の通りです。

■医学的基礎知識
薬と食品の関係について(一緒に食べてはいけないもの)

■関係法規-法とは何か
1)老人保健法
2)健康増進法
3)製造物責任法
4)地域保健法
5)消費者保護基本法
6)労働安全衛生法

■栄養学
1)献立の作成と栄養計算
2)低栄養の注意(Ⅱ)(栄養不足と病気)

【臨床栄養学】
機能低下者のための介護食について
消化器系機能低下、腎機能低下、肝機能低下、胆機能低下、血糖検査値高め、排泄機能低下、動脈硬化、脳血管疾患、褥瘡・脱水、視覚障害、片麻痺、認知症、
高血圧・糖尿病・脂質異常症・骨粗しょう症とその合併症

■食品学
1)特殊用途食品(低たんぱく質ほか)
2)臨床栄養学に活用できる食品
(減塩醤油、生活習慣病食品、高齢者食品、離乳食)

■食品衛生学

■調理理論と調理実習

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です