予防技術検定の資格・試験について

予防技術検定とは、火災予防の高度な知識を有することを判定する公的資格の検定です。消防本部や消防署などの機関では、建築物の大規模化・複雑化等に伴い高度化・専門化する予防業務を的確に行うために、予防技術の有資格者を配置することとされています。受験者のほとんどが消防関連の職員であり、そのほかの就職や転職に役立てることは難しいでしょう。

予防技術検定の受験資格について

予防技術検定の受験資格は、以下の通りです。

①:消防庁告示に定める講習の課程を修了した者
②:大学や高等専門学校、大学院において理工系や法学系の学科を修めた卒業者
③:大学や高等専門学校、大学院において機械・電気・工業化学・土木・建築、または法律に関する単位を通算20単位以上習得した者
④:予防業務の実務経験が1年以上ある者

これらの条件を満たし、予防技術検定を合格した者で、下記の実務経験を満たすと予防技術資格者となることができます。

①の場合・・予防業務に関する通算2年以上の実務経験
②~④の場合・・予防業務に関する通算4年以上の実務経験

予防技術検定の応募要項について

■申込期間と試験日程
申込期限:10月下旬~11月下旬ごろ
試験日程:3月中旬ごろ

■受験料
5,000円

実施先が指定する払込用紙を使って郵便局の窓口で支払います。

■願書の申請先
〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目13番20号
一般財団法人消防試験研究センター 中央試験センター

■願書の提出方法
直接持参または、特定記録郵便による郵送。

■合格発表日
4月下旬

■問い合わせ
一般財団法人 消防試験研究センター
〒100-0013 千代田区霞が関1-4-2
TEL:050-3803-9297(9298)
FAX:03-5511-2751

予防技術検定の試験概要について

予防技術検定にはいくつかの科目がありますが、同時受験はできません。試験はそれぞれ共通と専門で構成されています。
共通科目の詳細は、以下の通りです。

共通科目
出題形式:四肢択一式
出題数:10問
試験内容:予防業務全般に関する下記の一般知識
・燃焼及び消火の理論に関して
・消防関係法令及び建築基準法令に関して
・消防同意、消防用設備等又は特殊消防用設備等に関して
・査察並びに違反処理及び防炎規制に関して
・防火管理及び防火対象物の点検報告制度に関して
・火災調査に関して
・危険物の性質に関して
・その他予防業務に必要な基礎知識

各試験の専門科目は以下の通りです

■防火査察
出題形式:四肢択一式
出題数:20問
試験内容:立入検査、防火管理、違反処理
・消防法第3条から法第6条まで、法第8条から法第9条の2まで及び法第17条の4並びにこれらに関する法律、政令、省令及び告示等並びにこれらに関する業務
・関係法令の制度と概要
・立入検査関係及び違反処理関係
・防火管理及び防火対象物の点検報告制度関係
・防炎規制関係及び火を使用する設備器具等に対する制限関係等
・その他防火査察等に関する専門的知識

■消防用設備等
出題形式:四肢択一式
出題数:20問
試験内容:消防同意、消防用設備等、建築基準法令
・法第7条、法第17条から法第17条の14まで及び法第4章の2並びにこれらに関する法律、政令、省令及び告示等並びにこれらに関する業務
・消防同意及び消防用設備等並びに特殊消防用設備等関係法令の制度と概要
・消防用設備等の技術上の基準関係
・消防設備士及び消防設備点検資格者関係
・その他消防同意、消防用設備等に関する専門的知識

■危険物保安
出題形式:四肢択一式
出題数:20問
試験内容:危険物の性質、危険物指定
・法第9条の3、法第9条の4及び法第3章並びにこれらに関する法律、政令、省令及び告示等並びにこれらに関する業務
・危険物関係法令の制度と概要
・許可審査関係
・貯蔵及び取扱いの基準関係
・移送及び運搬の基準関係
・圧縮アセチレンガス等、指定可燃物及び少量危険物関係
・危険物施設に関する保安規制関係
・危険物の性質及び火災の予防並びに消火の方法
・危険物取扱者関係
・その他危険物に関する専門的知識

■合格基準
満点中、60%以上の正答率(免除あり・なし共通となります)

■免除について
予防技術検定では、下記の条件を満たした場合、申請を行えば共通科目の免除を受けられます。

・一区分以上の検定の合格者で他の区分の検定を受ける者

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