アクチュアリー(ACTUARY)の資格・試験について

アクチュアリーとは、保険や年金の掛金、配当金などを算定するスペシャリストです。就職や転職に有利な資格であり、有資格者は主に保険会社や信託銀行、各省庁、生命・損害保険会社で活躍しています。とくに保険会社においては、保険計理人をアクチュアリー有資格者から選定しなければならないため、ニーズが高いです。企業によってはアクチュアリー試験会場の正会員になると手当が支給されることもあります。

このようにビジネス面でメリットが多い資格ですが、難易度も高いです。一次試験の合格率は40%台半ばほどを推移していますが、二次試験になると合格率が大幅に下がり10数%ほどとなります。さらに資格取得までにかかる期間の目安が最低でも2年とされている点も、難易度が高い要因です。なお資格取得に費やす費用の相場は49,000円ほどとされています。

しかし金融自由化によって資格の重要性が年々高まっているので、この業界で活躍したい人にはお勧めの資格です。

アクチュアリーの受験要項について

アクチュアリーの資格試験では、受験資格に制限を設けています。一次試験の受験資格は大学卒業者あるいは、日本アクチュアリー試験会場によって大卒者と同等以上の学寮があるものと認められることが条件となります。また、二次試験は一次試験全科目に合格しないと受験できません。

試験はおおむね12月中旬ごろの3日間で実施されます。申込期限は8月下旬ごろですが、受け付け開始時期は受験年度によって異なる可能性があるため、詳細は受験前に必ずご確認ください。そのほかの詳細は以下の通りとなります。

■受験地
東京、大阪

■受験料(税込)※1科目あたり
会員:10,000円
正・準会員:7,000円

■合格発表日
2月中旬ごろ

■免除制度について
アクチュアリーの試験は科目合格制のため、合格科目については免除されます。会員であれば免除の有効期限はありません。ただし一試験で科目合格しても会員とならなければ合格していないものとみなされますのでご注意ください。

アクチュアリーの試験内容について

アクチュアリーの一次試験、二次試験それぞれの詳細は以下の通りです。

■一次試験(基礎科目)
出題形式:マークシート形式
試験時間:各科目3時間
数学:確立、統計、モデリング
損保数理:損保数理の基礎および応用
生保数理:保険数理の基礎および応用
年金数理:年金数理・年金財政の基本
会計・経済・投資理論:会計・経済・投資理論の基本

■二次試験(専門科目)※3コースからひとつを選択
生保コース
生保1:生保商品の実務
生保2:生保会計・決算

損保コース
損保1:損保商品の実務
損保2:損保会計・決算・資産運用

年金コース
年金1:適格退職年金制度、確定給付企業年金制度、確定拠出年金制度、年金関係税務・会計
年金2:公的年金制度・厚生年金基金制度 科目は生保、損保、年金

アクチュアリーの合格基準について

■1次試験の合格基準
「数学」、「生保数理」、「損保数理」、「年金数理」、「会計・経済・投資理論」は、合格基準点以上の得点で合格となります。なお基準点は、各科目の満点の60%を基準として試験委員会が相当と認めたものとします。

「会計・経済・投資理論」については、「会計」、「経済」、「投資理論」の各分野のうち一分野でも最低ラインに達していない場合は、不合格となります。なお最低ラインの目安は分野ごとの満点の40%を基準として試験委員会が相当と認めたものです。

■2次試験の合格基準
「生保1」、「生保2」、「損保1」、「損保2」、「年金1」、「年金2」は、合格基準点以上の得点で合格となります。なお基準点は、各科目の満点の60%を基準として試験委員会が相当と認めたものとします。

ただし第Ⅰ部、第Ⅱ部のいずれかでも最低ラインに達していない場合は、不合格となります。なお最低ラインの目安は分野ごとの満点の40%を基準として試験委員会が相当と認めたものです。

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